Macでのスクリーンショットを撮る方法。保存名、保存形式、保存先の変更も可能です。


Mac でスクリーンショットのとり方が知りたい。
スクリーンショットの保存形式って変えられる?
今回は、こんな疑問にお答えします。
Mac では簡単にスクリーンショットをとることができるんですが、ショートカットを知っていない人も多いのではないでしょうか?
実は、結構簡単にスクリーンショットの保存ファイル名や保存形式も変更できるんです。
この辺って触らないとなかなか理解できない部分ですもんね^^
そんなあなたでも、大丈夫。
この記事を読めば、そのほとんどをコピペでできるようになります。

Mac でスクリーンショットをとる機会は結構多いんです。
ブログを書いたりするときも保存ファイル名を統一しておくと、あとで管理が簡単ですよ。
あなたの Mac ライフのスキルアップに繋がることでしょう!
Mac スクリーンショットをとる方法
あなたがもしMac を使用しているのであれば、ぜひ ⌘ command + shift + 3 を押してみてください。
「カシャ」っと音がしてデスクトップにスクリーンショット(画面キャプチャ)が撮影されるはずです。
この場合は、今 Mac の画面に表示されている全ての画面がスクショされていると思います。
では、次に、 ⌘ command + shift + 4 を押してみてください。
すると、マウスカーソルが何やらスコープのようなものに変わったと思います。
これでドラッグしたまま選択範囲を広げてみると、一部分だけが切り取られたスクショを撮ることもできるんです。
私のブログはこのようにして、ブログコンテンツを作るときにスクショを使い分けして記事作成をしていたというわけ。
ちなみに、この時取られたスクリーンショットのファイル名を見てみると、
スクリーンショット 20××-11-22 33.44.55
というふうになっていると思います。
デフォルトのスクリーンショットは、
- デフォルトのファイル名:『スクリーンショット』+『日付』
- デフォルトのファイル形式:『 .png 』
- デフォルトの保存場所:『デスクトップ』
というふうになっています。
このデフォルトの状態って、のちのち管理しにくいものになっているので、できれば変更しておきたいところ。
例えば、デフォルトのようにファイル名に日本語フォントが入っていると、このままサーバーに上げたりする際に文字化けしたり、Mac と Windows でファイルを共有するときにも機種依存文字に変換されて全く何のファイルなのかわからないってことにもなりかねません。
Mac スクリーンショットの保存ファイル名を変更する方法
ということで、ここからは Mac でスクリーンショットをとる際のファイル名を変更する方法をお伝えしていきます。
なお、今回は Mac の " ターミナル " というアプリを使用してシステム自体を変更してい作業になります。
ここで変更した内容は Mac の再起動などでは元に戻らないので注意が必要です。
ただ、もちろんデフォルトに戻す方法もこの記事の最後にお伝えしていくので安心して進めて大丈夫ですよ。
まずはターミナルを起動する。


ターミナルはシステムに影響するので、Launchpad からは起動できないため、アプリケーション一覧から「ユーティリティ」 → 「ターミナル」と選択します。

するとこのようにコマンドで進めていくアプリが起動します。
初めは慣れないので難しいと思いますが、基本的にはこのブログ記事のコピペで OK なので、ぜひ試してほしい。
保存ファイル名を変える方法
まずは、mac で撮影するスクリーンショットの保存ファイル名を変更する。
defaults write com.apple.screencapture name "SS"
killall SystemUIServer
" SS " の中は好みの文字へ変更可能。
killall SystemUIServer は Mac の OS が Sierra 以降なら SystemUIServer の再起動は必要ないですが、それ以前の場合は必ず killall コマンドを打ってください。

この状態でスクリーンショットを撮影すると、きちんと『ss + 日付』のファイル名で保存されています。
保存ファイル名の日付を非表示にする
上記の手順で名前を変更すると、『名前』の後は『年月日 + 時刻』が残ります。
そこで、次の段階として、保存ファイルの日付も非表示にしてみましょう。
defaults write com.apple.screencapture include-date -bool false
killall SystemUIServer

この状態でスクリーンショットを撮影すると、SSの後の日付が非表示になり、変わりに数枚スクリーンショットをとっていくと『名前 』、『名前 1 』、『名前 2 』というふうに数字の連番で整理されます。
保存ファイルの日付を表示させる
defaults delete com.apple.screencapture include-date
killall SystemUIServer
デフォルトの状態、 " ファイル名 " + " 年月日 " + " 時刻 " に戻す時は、このコマンドを入力すれば OK です。
保存ファイルの保存形式を変更する
デフォルトではスクリーンショットのファイル形式は 『.png 』。
人によっては .png ファイル以外でのファイル形式を必要とする方もいるでしょうから、ここではファイル保存形式を変更する方法を解説しします。
jpg に変更する
defaults write com.apple.screencapture type jpg
killall SystemUIServer

上記のようにコマンドを打つと、保存形式を『 .jpg 』ファイルに変更できます。
同様に、『 type 〇〇 』と、保存したい形式に変更すれば OK ですね。
GIF に変更する
defaults write com.apple.screencapture type gif
killall SystemUIServer
BMP に変更する
defaults write com.apple.screencapture type bmp
killall SystemUIServer
PDF に変更する
defaults write com.apple.screencapture type pdf
killall SystemUIServer
TIFF に変更する
defaults write com.apple.screencapture type tiff
killall SystemUIServer
PNG に戻す
defaults write com.apple.screencapture type png
killall SystemUIServer
スクリーンショットの保存先を変更する
次に、Mac のスクリーンショットで撮影した画像の保存場所を変更してみましょう。
デフォルトでは、スクリーンショットで撮影された画像は『デスクトップ』に保存されます。
この保存先を『デスクトップ ~/Desktop/ 』から他のディレクトリへ変更してみます。
defaults write com.apple.screencapture location ~/picture/
killall SystemUIServer
location の後を保存したいディレクトリへ変更します。
ここでは『 Picture 』フォルダへ変更しています。
defaults delete com.apple.screencapture location
killall SystemUIServer
このコマンドを打てば、デフォルトのフォルダに戻すことも可能ですからご安心を。
以上のように、ターミナルを使ってスクリーンショットのファイル名、保存形式、保存先などを変更できます。
もともとの名前からするとすっきりとしたファイル名で管理できるのでぜひ試して欲しいと思いますが、ターミナルを使ってコマンドラインで操作するため、何度もこの記事を読みながら行うようにしてください。
なお、今回設定したスクリーンショットの保存先や保存形式などをデフォルトに戻す場合は、下記コマンドを順番に打ってください。
defaults delete com.apple.screencapture location
killall SystemUIServer
defaults write com.apple.screencapture name スクリーンショット
killall SystemUIServer
defaults delete com.apple.screencapture include-date
killall SystemUIServer
defaults write com.apple.screencapture type png
killall SystemUIServer